エピソード4

園長先生に気に入られていた方がいいことを覚えておくといいと思います。
私が務めていた園でまだ一年目になる園長は、なにもかも自分色に染め直そうとしていました。しかし前の園長のやり方や職員の色はすぐは染められませんよね。なので自らと意見が合う人たちを派遣しました。よって2グループ(前園長派と現園長派)に分かれてしまったわけです。私は一年目だったのでどのグループにも所属していませんでした。しかし私と仲良くしてくれていた先生は前園長派の方々でした。なので必然的に私はそっちのグループとして園長に痛い目で見られるようになりました。そこから悲劇の始まりで、いつも通り朝の挨拶に行くと「あら?今日はなんだか元気がないわね。」と言われ、他の先生にコソコソと私の私生活を嗅ぎ回らせていました。隣のクラスの先生の一人が園長のお気に入りで、私のクラスの話を常に耳を立てて盗み聞きしては園長先生にそれを伝えます。同じクラスの先生との休憩中の会話です。例えば、彼氏がいるらしい、休日にお泊まりをしたらしいなど。ある日いきなり園長から呼び出しがあり、個室に入ると面談のような机の配置。そこで衝撃のことを言われました。「私にも息子がいますけど、すぐに帰ってくるしお泊りなんてしないし、夜は家でご飯を食べてくれます。」「あなたのお母さんはかわいそう、家に帰ってこない娘なんて」と私情にまで口を突っ込んできたのです。なぜ保育中なのに園長に呼び出され、こんな意味不明なことで説教されているのか理解できませんでした。その間子どもたちが待っているというのに、なぜ昼寝の時間や勤務時間外にしてくれないのか?そしてなぜ関係のない仕事外のことを言われるために呼び出しをされるのか?あなたは私の誰なのか?疑問が止まりませんでした。それからもずっと園長からの嫌がらせは続き、私は退職にまで追い込まれました。
昔からの考え方のおばちゃん先生と若者の先生との対立もよくある話ですが、どちらにも付かないというのが一番平和です。でもそういうわけにもいかないのが実際のところかもしれません。うまいこと中立にいるのが、うまくやっていけるテクニックかもしれません。くれぐれも園長にだけは目をつけられないように。